先日、片ずけモンをしていたら、約30年前の
大西政太郎先生の授業の時のノートが出てきた。
「陶芸の釉薬」は今でも時々参考にさせていただいている。
(ありがとうございます)
何年か前に、改正版(?)があるらしいと発見した時にも買ったので、
現在、家と仕事場に一冊づつ置いています。
ちょっと疑問に思った時にはすぐ見れて、これが便利です。
改正版はほとんど変わってないような気がします。
最初の授業が始まる前に、
「はい、テスト用のピース一人1000個作っておくようにね」
という御達しがありました。
「そんなん、単位が間違っているんと違うん」
と、いたいけな生徒たちはのんびり構えていましたが、
始まってみてびっくり。
一つの調合×土2種類×酸化と還元
その調合が、材料別で少しづつ変わっていく。
あっという間に作りためた、自称1000ピースが減っていく。
おかげさまで、今でもテストピースを作るのは苦になりません。
ある時、たまたまゴルフ場の現場で白っぽい石が出ていたので、
土囊袋に1杯親方に無理を言って持って帰ってきました。
そして先生に見てもらうと、
「あの辺やったら出るわな、長石」
と言われて、ほほう結構どこにでもあるもんなんや、ちょろいな。
と思ったのが大間違いで、大分に来て長石なんて見たことがありません。
まあ、地質的にないのと探し方が悪いんでしょうが。
あの時、もう少しあの長石に出会ったことの意味を考えていたら、
大分には来なかったかも、とイフの妄想にかられてしまいます。
今日はここまで。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。