前回からの続きです。→ここね。
「ザゼンボーイズ」向井くんの声を振り切り、大山崎山荘美術館に向かいました。
こちらの美術館は初めてなのですが、元々は別荘ということもあって敷地全体が素晴らしい。
こんなところに住んでいたら、一体どんな人間になるのだろ?と思わせる施設群です。
で、「ルーシーリーとハンスコパー展」。
ルーシーリーの陰に隠れてちょこちょこ名前は登場するけど、どんな作品かうっすらとしか知らなかった、あの「ハンスコパー」です。
もしかして、「よしえ&せいじ」(漫才師ね、やったかな)みたいに、本当は二人で一つかもしれない。そんな気がしていたのですよね、ずっと。
結果的に、作品にはあきらかな影響みたいなのはなかったですけどね。
まあ浅いところでは、というお話です。
2人の作品を見て思ったのですが、
焼きものの神さんというののがおられるなら、ルーシーリーには微笑んでいらっしゃるな、ということです。
ハンスコパーはすごくきっちりした作品を目指しているのですが、焼くとどうしても歪みが出てくる。まあそれが「焼きものだよね」となるのですが、あくまでも例えば水平を目指しているコパーの作品では、違和感として出てくる。
それを克服する(した)ところに、コパーのコパーたるものがあるのかもしれませんが、やっぱり「う〜ん、まっすぐになってほしかったなあ」となってしまうんです。
(でもやっぱりそこのところの形に切り込んで行くのが「コパー」なのでしようか、回っていますよね)
それが、リーの場合は「もっと歪んでー、歪んで歪んで回るんや」という感じなのです。
別々に見たらまた違う風に思ったかもしれませんが、「並べるとなあ」です。
そのほか、バルコニーに「濱田庄司」のタイル(?)があったり、バーナードリーチの作品があったりして、見どころ満載の美術館でした。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。