白化粧の季節

昨日は、日中はいい天気でしたね。
こんな日に白化粧が重なると、本当嬉しくなってきます。

かつて、焼締の器ばっかり作っていた時、

「質感はいいんですが、黒っぽい器は中のお茶の色が見えないんですよね」

と、ちょくちょく言われました。
その時は、

「それはそうでしょうね、そういう色ですから」

と思っていたのですが、確かに暗色系の色に緑は見えない、全然。
これは、美味しく感じないのですよね。
やっぱり色からの味覚というのはあるんでしょうね。

で、今作っているマグカップ類は内側に白化粧をかけて、白っぽく上がるようにしています。

「中が白くて、飲み物の色がよく見えますね」

とは、不思議と言われてことがありません。
まあ当たり前ということでしようか。

当たり前というのものを積み上げて、全然違うものができたら嬉しいですね。

当たり前にこの季節に咲いてくる「アネモネ」ちゃん。

「アネモネって自然に増えるんやなあ」
「なにいうてんの、毎年植えているんやんか」

ほほう。

最後まで、読んでいただきありがとうございます。