東洋陶磁美術館のお話②

前回、なんで「明日きます。(置いといてください、何を?)」と書いたのかなあと考えていたら、思い出しました。

大阪・中之島にある東洋陶磁美術館には結構な回数いっていると思います。
ですから、色々思い出はあるのです。

ちょうどお昼時に当たると、その横の建物の地下の洋食屋さんです。

こういう古い公会堂とかには、昔からやっている洋食屋さんが入っていることが多いですよね。

で、「洋食」とくれば「オムライス」です。

確か、おばあちゃんは「阪急百貨店の食堂でタンシチューを食べるんが贅沢やった」とかいうてたような気がしますが、
子供の時にオムライスを食べさせられた人間は、こういうところでは未だオムライスです。

まったりした午後、中之島の食堂で高い窓から斜めに入ってくる光を見ながら、オムライス。
ね、なんかいいでしょ。

そんな東洋陶磁美術館ですが過日、「浜田庄司」展に行った時、全部を見終わって受付で、

「図録ください」
「すみません、売り切れました」

えっ、図録って売り切れることがあるんや、ということがありました。
(ちなみにその後に行ったら、再版してました。そんなこともあるのですね)

そうです、ですから「置いといてください」となったわけです。
翌日、展覧会を見た後に図録をみると、デカイ・。
異様に大きくてぶとい。

「これって、すごい立派ですよね」
「助成金が出まして、お買い得やと思いますよ」

そうか、図録にもお買い得があるのか。

でも、う〜ん「持たれへん…」

すでに、カモにネギを背をわせた状態(か)、リックと両手に紙袋です。
これから高架下で食料&お土産プラスで、どうやって持つねん。

そうです、そんなお買い得な図録を泣く泣く買わずに帰途につてしまいました。

「かあさん、ボクの・・・」もうええわい。

最後まで、読んでいただきありがとうございます。